戦え!マイティジャック 第22話「東京タワーに白旗あげろ」
俺は他人に迷惑かけてない。 車寅次郎 戦え!マイティジャック 第22話「東京タワーに白旗あげろ」話の筋は良いのにちぐはぐな仕上がり。世志凡太のゲスト出演が決まったことでコミカルな内容に改訂されたのでは?改訂というか改悪。世志凡太に罪はありません。自称・泥棒紳士は子分たちと金塊と麻薬の盗みに成功して大喜び。しかし箱の中には設計図のような紙切れが入っていた。泥棒紳士は防衛庁を訪れ、情報を売りつけようとするが相手にされない。そこで今度はMJに売りつけることを思いつく。何の設計図か分からないまま口から出まかせを言って天田と源田にプレゼンするがきちがい扱いされる始末。その頃、子分たちは泥棒紳士の帰りを待っていたが、謎の女たちに蜂の巣にされ設計図を奪われる。女たちはMJに夫や恋人を殺されたQのメンバーだった。設計図はMJを倒すためひそかに建造していた巨大ロボットのものであり、完成を目前に控えていた。そんなこんなで巨大ロボット完成。女たち自ら乗り込んで操縦、東京を破壊し始める。目指すは皇居?MJたちは地上から攻撃するがびくともしない。子分の仇を討つため泥棒紳士も行動を共にするが戦力になっていない。巨大ロボットとミニチュアに金をかけてしまったせいか、マイティ号が登場しない。スパイ戦とかどうでもいい時に登場するくせに。そんなこんなで自衛隊の戦車部隊が出撃。マイティ号の活躍より役に立たない自衛隊を描きたかったのか?巨大ロボット圧勝。女たちは東京タワーに白旗を挙げるよう要求する。その隙に源田はロボットの内部に潜入。翌朝、白旗が挙がったことで攻撃を中止するか、徹底的に戦うか女たちの間で意見が分かれる。そうこうしているうちに源田が仕掛けた爆弾が次々に爆発。巨大ロボットは大爆発を起こす。泥棒紳士は喜びのあまり蝙蝠傘を広げてジャンプ。子どもが真似しそうな危険な演出。さすが東條昭平。お・わ・り『年忘れMJまつり』これにて終了。面白かったけど残念ながら裏番組の『巨人の星』のほうが圧倒的に面白い。つい先日まで早朝に再放送、その面白さを中学生以来再確認。毎回が最終回レベル。これには敵わないわ。バカ受けの人間ドラマに対して『MJ』はメカとアクション。のちに円谷が人間ドラマを重視するきっかけになったのかも。『快傑ライオン丸』で大活躍する石黒光一が本編班と特撮班の助監督を兼任(修行)していたのも興味深いですな。