ウルトラマンジード 第25話「GEEDの証」
指よぶっちぎれよと16連射しまくって、オレはファミコン道を突っ走るぜ! 高橋名人ウルトラマンジード 第25話「GEEDの証」オープニング無しでいきなりスタート。激闘を繰り広げるジード、ゼロ、ライハ。ゼロはぶち込みに失敗した分解酵素ガスのカプセルを拾い上げるとベリアルの懐に飛び込み、カラータイマーに突き刺す。ベリアルも左腕の爪でゼロのカラータイマーを破壊。夥しい量の光が吹き出る。ベリアルのカレラン分子は消滅するが、ゼロは変身を解除、レイトは大けがを負う。そこへウルトラの父が飛来、ジードに一旦退却して体制を立て直すように言うとベリアルと共にバリアへ封じ込める。一時停戦状態になるが、翌日バリアは破られる。「じーっとしててもどうにもならねえ」。リクはジードに変身、ライハは伏井出ケイを追う。さらに瀬名もゼガンと一体化してジードに加勢。作戦通りジードのレッキングバーストとゼガンの光線により時空に破裂が生じる。しかしベリアルの光線がゼガンを撃破。遂にジードとベリアル一対一の対決。リクの決意の声がウルトラカプセルのウルトラマンたちに響く。そしてウルトラマンキングの力でソリッドバーニング、アクロスマッシャー、マグニフィセント、ロイヤルメガマスターが現れる。5人のウルトラマンジードはベリアルを袋叩きにすると時空の裂け目に運び出す。一方、ライハも伏井出ケイをぼこぼこにして半殺し状態。「ベリアル様~私はあなたのお役に立てたでしょうか~?」この期に及んでもまだベリアルに心酔。ライハは伏井出ケイの手を握ると「あなたはベリアルの役に立った」と言葉を掛ける。「だから安心して消えなさい」「ベリアル様~」ライハがとどめを刺すことなく、伏井出ケイは光になって消滅する。ジードとベリアルの戦いは続いていた。互いの顔面を殴り合う暴力描写の連続。ベリアルの怒りと悲しみがリクに伝わる。光の国への復讐心だけで何度も復活し深い恨みを抱いてきた。。「疲れたよね。もう終わりにしよう」。ベリアルは本来のウルトラマンの姿に戻るが「分かったことを言うな!」と一喝。しかしジードのレッキングバーストに焼き尽くされる。「ジード―!」「さよなら父さん」。リクとライハは共に試練を乗り越えた。二人の前に現れるウルトラマンキングとウルトラの父。「これからこの星の未来を担うのは君たちだ」「また会おう若きウルトラマン」。そして平和が訪れる。リクは銀河マーケットに来た子どもたちに『爆裂戦記ドンシャイン』のビデオを見せるが「うーん古いんだよね。今一番はウルトラマンジードだよ」と言われてしまう。自分の存在が認められ、初めてヒーローになったことを喜ぶリクとペガ。そしてゼロはレイトと分離して地球を去る。果てしない運命を超えて未来はある。つらいことがあっても立ち上がり抗う。そういう力が僕たちにはあるんだ。合言葉は「じーっとしててもどうにもならねえ!」。夕日に向かってジャンプするリク、ペガ、ライハ、レイト、モア、瀬名。お・わ・り面白かったけど終盤失速というか駆け足過ぎというか。『ウルトラマンオーブ』同様4クールでやるものを2クールで処理。そのため登場人物の掘り下げが中途半端。今も円谷プロには体力が無いので仕方が無いが。最終回もなんだかな。ゼロとレイトの別れがあっさりしすぎ。他に描きようが無かったのか。後日譚として劇場版が公開されるが、こちらのほうが最終回っぽかった。色々な要素を詰め込んだが十分に生かしきれず。またしても2クールの限界を示すことになった。唯一構成がしっかりしていた。小説家の乙一が担当。この人の小説を読んだことはないがすっかり好印象。