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カテゴリ:誰もが書ける作文教育(文ちゃん人形)
だまされないコトバの力を。
仲間の先生が、休暇を取り、その教室に補教に行きますと、 そういう時間は、作文の事が、結構、多くありました。 子どもは、作文を書くわけですが、持った鉛筆が、立ったままで、 動かない子が、どのクラスにも、結構いました。 6年生でもでした。 このことは、僕のクラスでも同じような傾向でした。 どうしてなのかと、問題意識を持って、研究をしました。 全国的に知られて、実績のある研究会にも数年、参加しました。 ここでの勉強は、大変、役に立ちました。 さらに研究を深めたいと思ったいたところ、 その研究をしているグループがありました。 都立大の元教授・大久保忠利*、元・児童言語研究会委員長の小林喜三男、紺屋冨夫(現・漢字指導法研究会事務局長)らのグループでした。 *故・大久保忠利・・・もとは、英語研究者、第二次世界大戦は、大本営の嘘発表のコトバによって、国民がだまされて戦争に巻き込まれてしまったと、見抜き、 だまされないコトバの力をと、言語研究に移った。 著書『日本文法陳述論』は、日本の文法研究に、新境地を拓いた。 戦前は、ユーモアー作家として、活躍していた。 訳書・ハヤカワの『思考と行動における言語』(岩波)は、まだ、ロングセラーとなっている。児童研究会の指導者・漢字指導研究会と表現よみ総合法研究会創立者、日本コトバの会創立者 これから、ここで書くことは、ここでの研究のポイントです。 なお、この研究は、最下欄の***の本にまとめられています。 さて、本題です。 「書く力」、これは、誰でもつける事が出来ます。 これは、この研究ではっきりした事です。 それでは、書けないのはなぜか、それには、 いくつかの理由があります。 おものものは、 1 文を書くことができない。 2 それまでの『このようにしなければダメ』『これはダメ』『・・・』などの 縛りが植えつけれれているため動きが取れない。 3 書き慣れていない。 4 理論文・文学文などのを書く学習をしていない。 などが、考えられます。 これから、以上の事を柱に、実際に指導した記録をご紹介しながら 一緒に考え合っていければうれしいです。 皆様のコメントがとっても、力になります。(それと、下の応援クリックも) 先ず、書き慣れてないことについてです。 これの克服は、一番簡単ですよね。 書けばいいのですから。 でも、それが、なぜ、できないでいるか、それは、 完全なものを書こうとしているからですね。 完全なものを書こうとすると、時間がかかります。 時間をあまりかけ過ぎると、長続き気はしませんね。 子供には、あれもしたい・これもしたいという事がある訳ですからね。 ですから、一日10分~15分にするといいですね。 そして、それを、毎日、続ける事です。 * 表現よみは、一日5分、毎日続けるといいですね。 子どもには、他にも、続ける事があるでしょう。 ですから、1日、 10分~15分にするといいですね。 これで、1年、続けたら、書く力は、着いて、しまっています。 都立大にいた時、大久保忠利は、学生にそれをさせ、 氏が、赤ペンを入れていました。 氏は、それを『書きなれノート』と名づけていました。 僕が指導した書きなれノート(日記)をご紹介します。 このように書くことで、子どもは、書くのがおっくうと言う事もなくなり、 殆どの子が、書けけるようなりました。 3年生の始めに 日記を、書くことを、話し合って決めました。 これは、その日記です。 番号が、あるのは、ノート番号です。 この子は、3・4年生の2年間で、26冊、書きました。 それを、製本屋で、このように表紙を付けて、まとめてもらいました。 製本代は、約、2000円でした。 これは、お年玉で、出す事にしました。 書く力は、書く中で、着くのだと思います。 NO、2とあるのは、2冊目のアルバムのことです。 このアルバムができたら、子どもたちは、枕元に置いて、寝ていたそうです。 このアルバムのお父さんが、 「嫁に行く時に、持たせてあげる」 と言っていました。 日記帳、1冊の厚さは、20枚ほどです。 これで、「何冊書いた。」といって、 番号が、増えるのを楽しみにしていたようです。 日記の内容です。 1日の日記は、15分程度で書いていたようです。 日記だけが子どもの学習と生活ではありませんから、 時間のメドを考えることは、必要ですね。 * もっと、詳しく読みたい方は、下記をクリックした下さい。
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[誰もが書ける作文教育(文ちゃん人形)] カテゴリの最新記事
子供の頃、とても綺麗な表紙のついた日記帳を見つけて買って以来、日記を書くことが好きになりました。
誰にも見せることのない日記ですけど、日記を開く瞬間が好きでした。 しかし、学校で書く作文はあまり得意だった記憶がないです。 学校で、書くことの楽しさを教わった記憶もないと思います。 こうして、綺麗に製本されたノートは、お子さん達にとって宝物ですね。 歩く歩数と同じように、増えていく快感も味わっていたのでしょうね。 ウォーキングは、脚で歩きますが、日記は、手首と頭で歩く感覚でしょうか。 (2007.10.09 10:00:50)
ブログって本当にいいかもしれませんね。いろいろな方からの反応も楽しみですし。
(2007.10.09 12:18:37)
日記っていいみたいですね。今度、子供たちに未来日記はどうでしょうか?常識にとらわれない。そうすれば、その子の天職が見えてくると、聞きましたが・・
(2007.10.09 12:59:08)
子供同士での交換日記ならいろんなことを自由に書いているのですが、いざ作文となると「何を書いていいのかわからない」と悩んでいます。
作文指導などはないようです。 ただ「○○について書いてきて下さい」といわれるだけでは、子供たちは何をどう書けばいいのかわからないですね。 生徒さんたちのように書くことの楽しさを教わっていれば、きっとたくさん書けるのでしょうね。 先生の生徒さんたちは幸せですね。 (2007.10.09 13:54:19)
人間には、自分を表現する時間が必要ですよね。
そしてそれを受け止め、投げ返す相手が必要ですよね。 幼児期に、一方的にビデオなどを見せておくだけではダメだとか、そろそろ声高に言われるようになりましたが…。教育現場そのもので、生徒が自分を表現できない、加えて、教師も自分を表現できない、そんなことのゆがみが大きな波となって、人間を打ち砕きにかかっているような感覚もありますね。 (2007.10.09 14:53:18)
漢字ドリルの同じページを三回やるのではなく、あと二回分は日記にしてくださったらなあ・・・と思います。
その中で漢字の練習もできますのにね。 (2007.10.09 16:52:43)
テレビ二子守りさせるのはいけませんね。アンネ・フランクもお父さんに日記帖をプレゼントされて不朽の名作になりました。オウムや政府とかに簡単に騙されないように。
(2007.10.09 19:00:37)
歩かなければ歩けるようにはなりません。
話さなければ話せるようにはなりません。 そして、書かなければ書けるようにはなりません。 そういうことですよね。 (2007.10.09 21:52:21)
毎日、コツコツが大事なんですよねぇ。
私の夏休みの日記がなぜ続かなかったかよぉくわかりました。最初の2・3日ははりきって長編が続くんですが後が続かないんです…大事なのはペース配分でしょうか… (2007.10.10 00:54:39)
書けないのでなく書かないから
力がつかないのでしょうね。 再販はある程度再販願いの要請が 卸問屋から来ないと再販しません。 どこの出版社もおうおうにして 同じです。 (2007.10.10 05:36:20)
みえこ55さん
>子供の頃、とても綺麗な表紙のついた日記帳を見つけて買って以来、日記を書くことが好きになりました。 >誰にも見せることのない日記ですけど、日記を開く瞬間が好きでした。 >しかし、学校で書く作文はあまり得意だった記憶がないです。 * 先生の評価の目が、なんだったのかですね。 先ず、書く力、これが大切と思いますが。 >学校で、書くことの楽しさを教わった記憶もないと思います。 * こんなにすばらしい文章を毎日書いているのにね。 >こうして、綺麗に製本されたノートは、お子さん達にとって宝物ですね。 >歩く歩数と同じように、増えていく快感も味わっていたのでしょうね。 >ウォーキングは、脚で歩きますが、日記は、手首と頭で歩く感覚でしょうか。 * すばらしい表現ですね。 ----- (2007.10.10 10:23:25)
永遠のホホエミさん
>ブログって本当にいいかもしれませんね。いろいろな方からの反応も楽しみですし。 * ソウですね。 やり取りが、できますからね。 ----- (2007.10.11 07:08:06)
ゆうこ8838さん
>日記っていいみたいですね。 今度、子供たちに未来日記はどうでしょうか?常識にとらわれない。そうすれば、その子の天職が見えてくると、聞きましたが・・ * 子どもは、すばらしい夢を書きますね。 ----- (2007.10.11 07:09:02)
ちいちゃん0156さん
>子供同士での交換日記ならいろんなことを自由に書いているのですが、いざ作文となると「何を書いていいのかわからない」と悩んでいます。 >作文指導などはないようです。 * 指導が大切ですね。 >ただ「○○について書いてきて下さい」といわれるだけでは、子供たちは何をどう書けばいいのかわからないですね。 * ソウ、何を どう書くか、これが、作文教育ですね。 >生徒さんたちのように書くことの楽しさを教わっていれば、きっとたくさん書けるのでしょうね。 >先生の生徒さんたちは幸せですね。 ----- (2007.10.11 07:10:53)
tea*roseさん
>人間には、自分を表現する時間が必要ですよね。 > >そしてそれを受け止め、投げ返す相手が必要ですよね。 > >幼児期に、一方的にビデオなどを見せておくだけではダメだとか、そろそろ声高に言われるようになりましたが…。教育現場そのもので、生徒が自分を表現できない、加えて、教師も自分を表現できない、そんなことのゆがみが大きな波となって、人間を打ち砕きにかかっているような感覚もありますね。 * そう、それがありますね。 恐いです、だから日本の教育はこれで良いのかな?なのですね。 ----- (2007.10.11 07:12:25)
かなにゃん3728さん
>漢字ドリルの同じページを三回やるのではなく、あと二回分は日記にしてくださったらなあ・・・と思います。 ソウ漢字は、手。 文章書きは、体全体ですね。 ですから、両方、やらせたいですね。 >その中で漢字の練習もできますのにね。 ----- (2007.10.11 07:14:16)
ribon5235さん
>テレビ二子守りさせるのはいけませんね。 アンネ・フランクもお父さんに日記帖をプレゼントされて不朽の名作になりました。 * ソウでしたね。 < オウムや政府とかに簡単に騙されないように。 ----- (2007.10.11 07:15:11)
森の声さん
>歩かなければ歩けるようにはなりません。 >話さなければ話せるようにはなりません。 >そして、書かなければ書けるようにはなりません。 >そういうことですよね。 * すばらしいまとめですね。 ----- (2007.10.11 07:15:50) |