カテゴリ:東京 街歩き
井の頭線、「駒場東大前」で降りてトコトコと12分。 あった、あった、東京都近代文学館。 流石、加賀百万石16代当主が建てただけはあるな。 1929年にこのチューダー様式、凄すぎる。 加賀百万石の財力、恐るべし。 玄関からの眺め。 ぽつり、ぽつりと絵を描いてらっしゃる方々が。 緑の中にお城みたいな邸宅、美しいもんなー。 エントランスには一応受付があるけど、声をかけると「どうぞー、ご自由に」と気軽な返答が。 ここで来客が暖をとりながら、待つわけだ。 昭和4年当時じゃ、びっくりするくらいおしゃれだったろう。 東京帝国大学教授、塚本さんと担当技師の高橋さんが設計した? 外国人設計じゃないんだ。 こちらはドイツ人が設計したのに。 大階段のステンドグラスとシャンデリア。 豪華だけど落ち着いてていい感じ。 光が射すところは明るいけれど、全体的に照明をかなり落としてるのでうまく写真が撮れない。 大理石のマントルピース、大食堂、書斎はこちらのページに出てます。 奥様の部屋には小じゃれたドレッサーが。 侯爵夫人ってどんな感じなのかな~。 あ、元々華族の出の方がなるのだから、生活が一変するわけでもなしか。 こちらには御姫様たちのお部屋も載ってます。 16代当主前田利為侯爵はボルネオ島にて飛行機が墜落して戦死。 敗戦後、この邸宅はアメリカ極東軍ホワイトヘッド空軍司令官に接収された。 ホワイトヘッドさんは一部改修してるけれども、長女である皇室評論家、酒井美意子さんはさぞかし辛い思いをされたことだろう。 加賀前田家18代当主は現在の利祐氏だけれども、日本郵船に御勤めだったらしい。 徳川宗家18代当主徳川恒孝氏も同じ部署におあして、当時の上司が、 「徳川と前田の当主を使うのは豊臣秀吉以来、俺が初めてだ」とご満悦だったそうな。 そりゃ、そうかもしれないけど・・・ どんな顔して言ってたんだろう。
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