カテゴリ:トルコ
何を隠そう、私はムートン好きなのだ。 デザインと色さえ、気に入れば予算内なら即決する。 レザーも持ってはいるが、寒いので結局着ない。 完全に隔離された! 「私はここのマネージャーです。あなたが気に入られたのはこれですね?」 ちゃんとあのジャケットを出してきた。 「これはUS$1600」 US$1600? トルコで何故そんな高い物を買うのだ。 「あっ、そうですか。私には買えません」 「私はマネージャーですから、discountできます。14万円」 どうして急に日本円になる!?ま、計算しないで済む。 「14万円はありません」 「それではあなただけに特別に12万円で売ります」 「そんな高い物は買えません」 「私はこれはあなたに絶対似合うと思います。10万円にしましょう」 「いくらなら買えますか?」 「5万円」 「5万円では売れません。8万円。着てみてください。似合います」 ここで初めて手を通す。そこそこ可愛い。 「ごめんなさい。私はコートやジャケットはたくさん持ってるの。 素敵だけど今旅行で30万遣ったでしょ。だから8万はないの」 「7万にしましょう」 「私が持っている毛皮よりも縫製が荒いと思うの。無理して欲しくないから」 「ごめんなさい」 「私はどうしてもあなたにこれを着てもらいたい。とっても似合うから。 私はあなたに5万円で売ります。でも約束してください。 お店に戻ったら他の人に5万円と言わないで下さい。 決めようとしている人たちがキャンセルしてしまいます」 わかりました。
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