India posted by (C)nana
アジャンタ石窟寺院群はワゴーラ川が馬蹄形に湾曲している断崖を
600mにわたってくりぬいて造られた未完成窟を含めて29窟もある
インド最古の仏教石窟群
1819年4月、狩猟をしていたイギリス人ジョン・スミスが
偶然発見したもので、放棄されてコウモリだらけだったとか
第10石窟に自分の名前を彫っていたわよ …いいのかしら
石窟には僧院と寺院があり
僧院の入り口はこんな感じ …もちろん柱も後付けじゃなくて刳り貫き
6世紀作といわれる壁画の色彩もよく残っていて
第1窟の菩薩の優美さに驚きます
僧院(ヴィハーラ窟)は採光のために入り口は外部に開かれ
中庭を列柱で囲むようにして僧室との間に回廊が造られ
奥壁中央に仏殿が設けられ本尊として説法印を結んだ仏陀座像を
脇侍菩薩を従えて安置 …というすべて同じ造りになっています
その列柱や天井に細やかなレリーフが施され
壁・天井には壁画… こんなに素晴らしい石窟は初めての経験
何百体ものブッダの壁画も残されています
天井の装飾にはラピズラビリも使われていてきれいなブルーを残しています
一番奥にある一番新しい寺院(第26窟)
寺院(チャイティヤ窟)は、2層分の高さに天井を高くして
天井は断面半円形、細長い馬蹄形で奥の半円形部分に仏塔(ストーパ)を配置
圧巻の細やかなレリーフの天井とストーパ
元来木造である僧院・寺院を模倣していて、柱や梁や垂木が彫り込まれていることに
・・・驚くわ
石柱の後ろに…
涅槃像ですっ(トップ写真も)
涅槃像から壁沿いには素晴らしいレリーフが施されていて
何度も思うんだけれど「全部一枚岩なんだよね~」
紀元前1世紀から紀元後2世紀にかけて造られた前期のものは簡素で質素だけれど
後期の5世紀後半から6世紀のものは、あまりにも緻密に造られていて
・・・設計図あったの?って思うくらい
入れるのは26窟まで
そろそろ1窟方面に戻ります
このファサードが寺院 …2階建てっぽいでしょ
26窟に比べると古さを感じる造り
この寺院は石柱の壁画が残っていていました
このファサードが僧院 …ね、寺院に比べると低い造り
そして奥の仏殿に
脇侍菩薩を従えて仏陀座像…
大きな大きなブッダと細かなタッチの壁画がいたるところに…
アジャンタすごいです…
鼻息荒く?かなり興奮気味でした
…でも、これで終わらなかったのよ
続きはこちら 4. 世界遺産のエローラ石窟寺院群 ~どことなくエロチック?な神様のジャイナ教 ~凛々しい仏様の仏教
2015年11月:インドの世界遺産をめぐる旅トップに戻る
国内旅行記トップへ
海外旅行記トップへ
☆★ブログランキングに参加しています★☆
今日もポチッと応援クリックしていただけますとブログを書く励みになります
よろしくお願いします (別ウインドウで開きます)