15世紀に建てられたゴシック様式の旧市街の門の
高さ65mある黒い石の塔は
17世紀に火薬倉庫として使われていたものです
火薬塔横にあるアールヌーヴォ様式の建物は市民会館
…が、アルフォンス・ミュシャ所縁の場所、2つ目
内部に入るにはガイドツアーに参加必須
入って左側にステンドグラスがきれいな
チケットオフィスがあります
英語ツアーですが、日本語のガイド冊子を
貸してくれます …写真撮影は別途支払いです
ここには元々歴代の王宮があったのですが
17世紀後半に焼失、1911年に市民会館に生まれ変わりました
14人の観光客とガイドさんと合流してスタートです
高齢の母を気遣ってかガイドさんが
エレベータを手配してくださったの
完全手動のアンティークなエレベータは
なんと 大統領専用基だったんですって(@_@)
会館には2基あり、もう一つは市長専用だとか
ちゃっかり座っている母 そこ大統領座るとこだよ( ´艸`)
チェコの国民的作曲家べドジフ・スメタナにちなんで
名づけられ、プラハ交響楽団の本拠地でもあり
プラハの春国際音楽祭が開催されるスメタナ・ホール
映画「のだめカンタービレ」でも使われていましたね
4814本ものパイプからなる世界最大級のオルガン
市民会館が建設された当時、オーストリア=
ハンガリー二重帝国に属していたチェコ
チェコ人達に、自らのアイデンティティを自覚させ
鼓舞するために、チェコの文化を象徴する
壮大な市民会館の建設が計画されました
そのため1918年にオーストリア=ハンガリー
二重帝国が解体される際、ここでチェコスロバキアの
独立宣言が行われたのです(ガイド冊子より)
天井には色ガラスと装飾格子からなる採光窓
スメタナ・ホールの隣の女性的なサロン
当時はケーキを出すティーサロンだったのですが
あまり営業的には振るわず、すぐに閉店
現在は結婚式や集まりに市民が利用できるスペースに
なっているそうです …豪華やん
天井も柔らかなデザイン
また1989年11月には共産党とそれに対立する
民主党との協定が公式に行われたのもこの会館です
しかし… 華やかな歴史だけではなく悲惨な歴史もあり
第二次世界大戦中はドイツ軍に荒らされ
その後の共産主義時代には
その思想にそぐわない贅沢で美しい建物は嫌われ
意図的に小汚い居酒屋をつくらせ
催されるコンサートも安っぽいものに限られたのです
壊されなかったのはただただスメタナへの尊敬の念だけで
それが無ければ取り壊しになっていた建物だそうです
ビロード革命後に大修復工事が行われ本来の姿が
蘇りました(ガイド冊子より)
建設当時東洋趣味が流行していたため造られた
オリエンタル・サロンにはタイル!!
豪華絢爛な大広間グレーグル・ホールは
19世紀のチェコにおける重要な政治家
ユーリ・グレーグルにちなんで名づけられた部屋
社交パーティー用に造られたそうです
いろんなお部屋があるのですが…
きれいだった壁と天井をいろいろと
好みが出てしまうこの辺り((´∀`))
メイヤーズ・ルーム(市長の間)は
天井や壁の絵、柱の彫刻、ステンドグラス
カーテンの刺繍までミュシャが手掛けた部屋
紫を基調としたステンドグラスがあしらわれていて
神秘的な雰囲気…
こちらの方が実際の色に近いかな
フレスコ画「スラブの団結」には
スラブ民族の人々の営みが円形に描かれていて
空の中央には翼を盾にして人々を守る大きな鷲
天井を支える柱には、ヤン・フス等チェコの
歴史的に重要な8人の人物画が描かれています
その下に描かれている3つの壁画は
「左から犠牲(過去)」、「自身の力(未来)」
「男らしさ(現在)」という題になっていて
ミュシャの愛国心から
チェコ民族が歩んできた暗い歴史と
これから訪れる(であろう)明るい未来への
想いが込められて描かれたものです
過去は暗い歴史…
未来は明るい色味
立ち上がる力強い民族
ミュシャのイメージとは違う
青黒い色味の力強いタッチ …圧倒されます
ミュシャはフランスにいたのですが
チェコへの愛国心が強く無償で引き受けたそうです
ベンチの背のやわらかミュシャのタッチ ほっ
地下にあるのはチェコ最古のバー
ご婦人が殿方同伴でなく、女性だけで
入ることができた最初のバーなんですって
ここで一服… とも思ったけれどお腹空いたわ
ランチにいたします!
ブランコになっているテラス席がある(@_@)
まずはビールよね
日本語のメニュもありました
ポーションが大きそうだったので
メイン一品でシェアが良いかな
ポークメダリオンは柔らかい豚肉は火入れが上手!
上等なポークステーキに仕上がっています
塩コショウのシンプルな味付けで
添えられたモッツァレラとトマトのグリルと
合わせてもくどくなく良いチョイスでした ふふふ
Mustek Restaurant
Na Mustku 8, 110 00, Prague 1, Prague
続きはこちら 9. 【チェコ】アルフォンス・ミュシャを追いかけて ~聖ヴィート大聖堂
2019年4月:オーストリア・スロバキア・チェコ・ドイツ、中欧の旅トップに戻る
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