城壁に囲まれた「谷間の真珠」と呼ばれるオビドス
1282年にディニス王が訪れ魅了され、王妃イザベルに街を贈り
以来1834年まで代々の王妃の直轄地になっていた街
…それにしても街をプレゼントってスケールでかっ
3kmにも及ぶ水道橋は …中世の名残
ポルタ・ダ・ヴィラはイスラム時代に建てられたメインゲート
敵の侵入を防ぐため二重のジグザグ構造になっているのだけれど
その門の中がすっごいことに…
18世紀のアズレージョのアーチなのよ
街のメインストリート は路地
かわいいっ
おとぎの国系
その路地にはお土産屋さん、オリーブオイル屋さん等
様々なお店が並んでいます
一軒一軒見ていたら何時間もかかっちゃうわよ
あ~ ここで一日過ごした~い
細い路地にビッシリと建物が並んでいるだけれど
ところどころポッカリと隙間が空いていて
そこから必ず城壁が見える小さな中世の街
あっという間に街の突端まで到着しちゃう距離感
サンタ・マリア広場にあるサンタ・マリア教会は
外観はシンプルな白の漆喰なんだけれど …なぜか写真がないっ
シンプルな外観の教会なのに…
聖堂内に入ってみたら OMG
聖堂内の壁がオールアズレージョ
あまりにきれいだったのでアップでどぞ
オビドスの名物の一つ、ジンジャ
は
サクランボのリキュールでアルコール度数が18~20度ほど
甘そ だけど …好奇心アリアリでして
ここは飲んでみたいわよね~ 1ユーロだし
白かノーマルのチョコの
おちょこカップを選んで
赤いリキュールを入れてもらいます
で、くぴっと飲み干し、最後はそのチョコカップごとパクリ
チョコ苦手なのに、チョコレートボンボンのようで美味しかった
オビドスを後に世界遺産に登録されているアルコバサ修道院
(正式名称:サンタ・マリア・デ・アルコバサ修道院)へ…
ポルトガル初代国王アフォンソ1世の所願により
1178年に建築が始められたシトー会修道院
無駄な装飾が排除されていて
質素な造りのため厳格な雰囲気が漂います(トップ写真も)
正面のファサードは18世紀に改築されバロック様式ですが
内部はゴシック様式が残り
ポルトガル最古のゴシック様式をもつ教会
質素な造りのため厳格な雰囲気の聖堂だけど
南の翼廊にはポルトガルで最も美しいと言われる
中世の繊細な彫刻で飾られた石棺
ポルトガル文学で悲恋が歌われるペドロ1世と
愛妾イネスの石棺が並んで置かれています
右側にあるペドロ1世の棺
左側にイネスの棺が
最後の審判が描かれているイネスの棺…
ちなみにご遺体は蘇ったときに立ち上がったら
そのままハグできるようにそれぞれ足を向けるように
安置されているんですってよ …これってロマンチック
海辺の街ナザレ …めっちゃリゾート地でした
ここでランチ
リスボン発のバスツアー参加だったのだけれど
ランチがついていて…
しかも
ヴィーニョ・ヴェルデがフリーフロー
フレッシュチーズとお魚で 呑む呑む…
同テーブルだったコロンビア人ご夫妻と一緒に2本完飲しちまったぜぃ…
英語とスペイン語でなんとか意思疎通ができたのはお酒の力のなせる業としか
良い気分でバスに揺られ… 「戦い」という意味のバターリャへ
ジョアン1世が1385年8月14日にアルジュバロータの戦いで
カスティーリャ王国軍を破ったことを聖母マリアに感謝するために
1386年に建設が開始されたポルトガルの独立を象徴する建築物
世界遺産に登録されているドミニコ修道会のバターリャ修道院は
切妻屋根、尖塔と小尖塔、控え壁が美しい
ポルトガル後期ゴシック様式とマヌエル様式の融合した傑作
造作・レリーフの精巧さに目を見張っちゃう すごい…
聖堂の天井の高さはポルトガル随一
先ほどのアルコバサ修道院も大きかったけれど
あちらは長さが随一らしい…
ステンドグラスが美しい聖堂ですが…
外壁はポルト・ド・モスで産出された石灰岩のため
時が経過とともにこのような黄土色に変色 …ほとんど黒に近いやも
西側のファサードの右手には未完の礼拝堂があって屋根がないの
ここのガーゴイルは変わっていて足のある人型
まるでムンクの叫びのような…
それにしてもここは柱のレリーフがとても素晴らしいのよ
最後に訪れたのは聖母マリアの奇跡が起こった聖地ファティマ
古い大聖堂と新しい聖堂が向き合って建っています
あら
思ったより全然新しい
1917年に起こったとされるファティマの聖母の出現と呼ばれる
宗教的幻視によって有名になり、現在はローマ・カトリックの
巡礼者を中心に国際的な巡礼地として知られているところ
ファティマの奇跡については詳細はググってみてくださいね
新しいのはそれもそのはず
ファティマの奇跡から100年ですものね
他の教会や修道院が何百年単位の話なので新しくて当然ってことよね
ステンドグラスもモダン
大聖堂から新しい聖堂を見ると あ、あれぇ
まるで… まるで… 美術館みたい
聖堂内もモダンすぎて もはや博物館としか思えなかった
そんなわけで…
聖地とは言え、あまり感動もなくファティマを後にしたのでした…
リスボンに戻ったらすでに9時 …さすがに疲れたわね
と、蟹サラダとタコマリネをアテにビールで終了したのでした ふぅ
続きはこちら 7. 世界遺産の街ポルトへ ~アズレージョのサン・ベント駅 ~サント・イルデフォンソ教会 ~カルモ教会 ~クレリゴス教会 ~レロ・エ・イルマオン
2017年5月:ポルトガル、アズレージョ輝く港街リスボンとポルト&パリ立ち寄りの旅トップに戻る
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