ライター・銀次郎シリーズ。
今回は彼の元妻・聡美が起こした医療ミスの裏に隠された真相を彼が暴くことになるのですが、真実は残酷でした。
聡美に余り好感を持てずにいましたが、再婚相手との結婚披露宴の場で彼女が本性を現したので、こういう女に引っ掛かった銀次郎可哀想と思ってしまいました。
タイトルを見た時、「?」と思っていたのですが、読み進めている内にタイトルの意味がわかってきて、なるほどね!と思わず叫びそうになりました。
この作品は銀次郎シリーズ一作目だったことに後で気づきました。
二作目「彼女のため生まれた」も面白かったし、機会があれば三作目「彼女の倖せを祈れない」・四作目「彼女が灰になる日まで」も読んでみたいと思います。